カツオ(鰹) 高血圧、ボケ、動脈硬化、***カツオ(鰹) 高血圧、ボケ、動脈硬化、悪性貧血を防ぐ***サバ科の回遊魚で、4~5月に北上してきたものを“初ガツオ”と称して江戸庶民は喜んだ。 北海道近海や三陸沖で夏を過ごして南下してきた“戻りガツオ”の方が脂が乗っていて美味しい。 ただし、近年は世界各地からの輸入品が増えて、近海物の旬の味わいが忘れられた観がある。 わが国固有の調味料であるカツオ節は、脂質が少なくて旨味成分のアミノ酸(イノシン酸など)が多いことを生かしたものである。 カツオは優れたタンパク源(生100g中25.8g)であるとともに、ビタミンB1・B2・Dにも富み、 とくに血合い肉に含まれるB12(100g中16.2g)は魚肉のトップ。 B12欠乏は悪性貧血の原因となり、肝臓疾患や子どもの発育不全、女性の不妊症の原因ともなることがある。 つづく |